好条件を蹴って日ハム残留 “北の鉄腕”宮西が10年目の偉業
「北の鉄腕」が大記録を成し遂げた。
26日のオリックス戦で、日本ハムの宮西(32)が1点リードの八回に登板。走者2人を背負うも、この回を無失点で切り抜けた。
この日で宮西はルーキーイヤーの2008年から、10年連続50試合登板という記録を達成。15年連続50試合の岩瀬(中日)に続く、球界2人目の偉業となった。
関西学院大学から、07年大学・社会人ドラフト3巡目でプロ入り。14年に国内FA権を取得すると、在阪球団の阪神とオリックスからラブコールを送られた。
「結局、FA宣言せずに残留。年俸1億8000万円プラス出来高の2年契約を結んだ。実は阪神、オリックスが検討していた条件は日ハムのそれを上回るものだったらしい。それでも環境などを考慮した結果、移籍をやめたようです」(球団OB)
ヒーローインタビューでは「10年間、チームのためにという思いで、投げていた」と話した宮西。岩瀬超えはあるか。