宮里優作コース記録61でも…男子ツアー“閑古鳥”続く理由

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「やさしいコースなのか、もしくはやさしい設定なのかなと思う。しかし悲しいかな、男子ツアーは初日に10アンダーの好スコアが出たからといって観客は増えない。それは日本の男子ツアーのレベルをファンがよく知っているからです。今年から会場が変更になりましたが、もしかしたらコースPRを兼ねて、好スコアが出やすくてアマチュアが楽しめるという集客の狙いがあるのかもしれない。宮里の10アンダーは勢いで出たけれど、これが4日間続くとは思えない」

■松山の活躍でファンの目が肥えた

 米ツアーでは今年の初戦チャンピオンズを制したジャスティン・トーマス(24)が次戦のソニー・オープンでツアー記録となる253ストローク(通算27アンダー)を出して話題を呼んだ。それで終わらず、トーマスは全米プロで初メジャータイトルを取り、今季5勝をマークして年間王者にもなった。シーズン中はファンの目をずっとくぎ付けにした。

 トーマスと比べるのもおかしな話だが、宮里が今季2勝して、10アンダーを出したからといってやはり物足りなさは否めない。それは宮里がソニー・オープン予選落ち、全米オープン60位、全英オープン予選落ちで世界ランク138位という成績も無関係ではないだろう。

 松山英樹(25)が米ツアーで活躍して日本のファンの目も肥えて、シビアになっているのだ。

 今大会初日ギャラリー数624人は、ハンダマッチプレー(水曜日397人)に次ぐ今季ワースト記録だった。2日目以降にどれだけ観客が集まるのか、けだし見ものだ。

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