被害者なのに姿見せず 貴乃花親方が渦中の貴ノ岩“軟禁”か

公開日: 更新日:

 そもそも事件をスクープしたスポーツニッポンは、自身が評論家を務めるスポーツ紙だ。執拗に騒ぎを大きくしようとしているかのようで、疑惑は膨らむばかり。ワイドショーやニュースも盛んに貴乃花親方の“矛盾”を報じており、当初とは風向きが変わってきた。

 ならばこそ、貴乃花親方は暴行事件の被害者、貴ノ岩に事件当時の様子を語らせるべきじゃないのか。貴乃花親方が「日馬富士を許せない」「角界の暴力体質を変えたい」と本気で思うのならば、真実を明らかにすることを最優先すべきだろう。それが自分に向けられる疑惑の目を払拭する唯一の方法でもある。

 ある親方は「いや、そんなことはできませんよ」と声を潜めてこう話す。

「なにせ、貴ノ岩を『軟禁』している人物こそ、誰あろう貴乃花親方ですからね。九州場所の宿舎からは一歩も出さず、外部とシャットアウトさせているらしい。事件発覚後は宿舎の周囲を立ち入り禁止にしており、見学のファンはおろか報道陣も近寄れない。被害者である彼がひと言、『ビール瓶で殴られた』と証言すれば、貴乃花親方に向けられている疑惑はひとまず収まるにもかかわらず、です。それをしないのは、貴ノ岩を表に出せない事情があるからではないか」

 横綱稀勢の里がすでに2敗しているとか、白鵬が全勝街道まっしぐらとか、肝心の土俵内容はどこかに吹き飛んでしまった11月場所。貴乃花親方の不可解な行動に、力士たちが泣いている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?