やくみつる氏も指摘…貴乃花親方は「虚言癖」の持ち主か

公開日: 更新日:

 しかし、事実はまったく異なる。貴乃花親方に対して再三、貴ノ岩休場の診断書を提出するように要求していたのは他ならぬ執行部側だ。了承するはずがないと複数の幹部が否定している。「マスコミが張り付いていて具合の悪い貴ノ岩を部屋の外に出せない」という貴乃花親方に、八角理事長が「そんなに具合が悪いなら救急車を呼んででも病院に連れて行くべき」と言ったのは事実だが、これはあくまで貴ノ岩が聴取に応じず、診断書も出さないことから生じたやりとり。聴取に応じられないほど具合が悪いなら病院に入院させるのが筋だし、そうすれば診断書も出せるだろうというのが執行部側の言い分だ。文書はあまりにも自分に都合の良い解釈をしているうえ、明らかに事実をねじ曲げている。評議員会で八角理事長が否定したのは当然だし、それでひるむ大嶽親方も大嶽親方だ。

 貴乃花親方の文書に関していえば、そもそも大きな事実誤認がある。一部メディアは「協会執行部にとって都合の悪いことが書かれているから回収された」と報じている。「全容判明」などと鬼の首を取ったかのように騒いでいるものの、真相はまったく逆。文書の回収は、あくまでも貴乃花親方側の要望だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴