右足故障から復帰も…世界女王メドベージェワに若手の壁

公開日: 更新日:

 フィギュアスケートの欧州選手権(モスクワ)が17日に開幕した。

 2日目の18日は女子ショートプログラムが行われ、右中足骨骨折で昨年12月のGPファイナル(名古屋)を欠場した世界選手権金メダルのエフゲニア・メドベージェワ(18=ロシア)が復帰。ロシア連盟は今大会の結果を踏まえて、個人資格で平昌五輪に派遣する選手を決めるため、実質的な代表選考会となる。

 メドベージェワは大会3連覇を果たして代表入りを目指すが、世界女王には同じロシア勢が立ちはだかりそうだ。

 今季のロシアは若手が台頭。シニア転向1年目のアリーナ・ザギトワ(15)は優勝したGPファイナルを含めて今季4戦全勝。GPファイナル2位のマリア・ソツコワ(17)とともに平昌では表彰台が有力視される。さらに、15年ジュニアGPファイナル覇者のポリーナ・ツルスカヤ(16)も上位をうかがう。ロシア女子の出場枠は3人。故障明けで調整不足がささやかれるメドベージェワは若手2人の勢いに圧倒されかねないのだ。

 ロシアは国家ぐるみのドーピングでIOC(国際オリンピック委員会)から資格停止処分を受けた。クリーンさと強さを証明するには、表彰台に上がるしかなく、代表選考は、これまで以上に厳格に行われる。今大会のパフォーマンス次第では世界女王といえども落選してもおかしくはない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する