著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

松山英樹の左手親指のケガは彼のグリップにも原因がある

公開日: 更新日:

■ロングサムのプレーヤーに多い

 トッププレーヤーが左手親指の付け根を痛めるのは何が原因なのか?

 かつてトーナメント(ツアー)で活躍したプロや、日本プロゴルフ協会の指導委員を長年経験したプロによると、グリップがロングサムのプレーヤーに多いという。

 サムは親指のこと。左手をグリップするとき、シャフトの上に乗せる親指を手前に引き付けるようにして詰めてグリップするのがショートサム(短い親指)。親指をかなり伸ばしてシャフトに乗せるのがロングサム(長い親指)。

 体があまり大きくなくて、手の小さい日本人にはショートサムが向いているといわれる。左手の親指をシャフトの上に乗せたとき、親指の爪の部分が人さし指より前に出るぐらいのグリップがショートサムだという。これは手の小さい人でも左手をしっかりグリップし、スナップを利かしてクラブヘッドをシャープに振り切れるので、日本人向きのグリップだという。

 左手の親指を伸ばしたロングサムは体力的に恵まれていて、手の大きなプレーヤーに多いといわれる。松山は左手の人さし指と右手の小指を交差させたインターロッキンググリップで、確かに左手の親指をシャフトの上にかなり伸ばしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋