5年前は廃部危機 富島を甲子園に導いた浜田監督の試行錯誤

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 まずは基礎練習を繰り返した。キャッチボールすらまともにできない部員にイラ立ったり、練習試合で30点以上の大差をつけられたりしたこともある。

「地元の有望な中学生に声を掛け、来てくれた子たちで翌年くらいから徐々に勝てるようになってきた。でも、私学ではありませんから、声を掛けても入試で合格してもらわないといけない。宮商(宮崎商)時代は声を掛ければ来てくれる子が多かった。でも、富島となると、当初は難しかったところはあります」

■5人の指導者

 チーム力がアップしたのは練習の可視化、数値化に取り組み始めてからだという。

「甲子園出場校のデータをもとにして、例えば塁間の走塁など、いろいろなものを数値化して目に見える形にしました。数字はうそをつかない。ここ2年くらいですかね。15年秋から九州大会に3度出て結果が出始め、これまで来てくれなかったレベルの子が来てくれるようになりました」

 県立校ながら計5人、さまざまなタイプのスタッフがそろっているのが特徴だ。

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