高梨沙羅が3つ目認定 日の丸飛行隊“ギネス8項目”の価値

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 日本ジャンプ陣が新たな勲章を手にした。

 高梨沙羅(21)が、25日の女子W杯最終戦(ドイツ)で男女を通じて歴代最多の55勝目を挙げ、最多勝記録としてギネス認定された。高梨は2014年に認められた「W杯通算24勝」「個人総合優勝2回」に次いで3つ目のギネス記録。これで、葛西紀明(45)の持つ「W杯最年長優勝記録(42歳176日)」など5つのギネス記録と合わせて、日本ジャンプ陣だけで8項目ものギネス認定を受けている。

 今季の日の丸飛行隊は男女とも振るわず、2月の平昌五輪では高梨の銅メダルが最高。男子は個人、団体とも表彰台に立てなかった。高梨にしても今季のW杯は不振が続き、個人総合の連覇は2でストップ。ライバルのルンビ(ノルウェー)が3月上旬の第12戦で早々と総合優勝を決めており、消化試合の最終戦で記録を達成したに過ぎない。

 すでに現役続行を表明している葛西は年齢的に上積みは期待できない上に、今季の状態を見る限り、五輪や世界選手権での表彰台は望み薄。一方で、史上最年長記録など、今後は出場しただけで新記録としてギネス認定されるのは必至だ。

 ジャンプの本場である欧州の関係者の間からは「日本はメダルよりもギネスコレクターか」と嘲笑する声も聞かれるという。

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