選手とスポンサーから突き上げ ハリル解任は“クーデター”

公開日: 更新日:

 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の解任が決まった。日本サッカー協会の田嶋幸三会長が認め、きょう9日に緊急記者会見を開いて発表する。

 6月14日のロシアW杯開幕まであと2カ月というタイミングでの電撃解任。激震の引き金を引いたのは、3月下旬のベルギー遠征だった。本大会1次リーグの対戦国を想定したこの遠征で、日本代表はマリと1―1の引き分け、ウクライナには1―2で敗戦。ともにW杯出場を逃した“格下”を相手に醜態をさらすと、選手から指揮官への不満が噴出した。

 2015年3月の監督就任以来、念仏のように「縦に速く」と繰り返すだけの戦術に対し、FW大迫が「縦に速い攻撃だけじゃ……」と言えば、MF森岡も「監督と選手の間にイメージのギャップ? それは見ていても分かると思う」と戸惑いを隠さなかった。DF槙野の「自分たちの良さは何か。ショートパス、間を使いながらプレーするのが必要だったかなと思う」というのは選手の共通認識で、MF山口は「(試合中に監督が)ずっと蹴れ、蹴れと言っていたが、そんなに全部蹴れない」と辛辣だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも