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鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

アルゼンチン代表メッシ マラドーナのように…がVへの近道

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■泣きどころ

 アルゼンチン代表の弱点は、今も昔も「世界的レベルのGKが見当たらない」ことである。

 レギュラーGKロメロは、2010年南アW杯の予選から第1GKを務め、90試合以上の代表歴を誇っているが、15年から所属するマンUではサブに甘んじている。

 メキシコでプレーしている第2GKのグスマンは代表歴6試合。チェルシーの控えである第3GKのカバジェロは代表歴なし。地元の名門リバープレートで好セーブを連発し、評価急上昇のアルマーニが予備登録メンバー35人に入ったが、そのアルマーニにしても代表歴はない。さらに、不安定感の漂うGKの足を高齢DF陣が引っ張る。

 代表歴141試合の主将DFマスチェラーノは6月8日に34歳の誕生日を迎える。10年から所属していたバルセロナを1月に退団し、中国1部の河北華夏に移籍後、パフォーマンスが急激に低下したともっぱら。オタメンディ、メルカド、ファシオといった主力組も30歳を越え、アルゼンチンは質・量ともに脆弱な守備陣に苦労させられそうだ。

(本紙編集部)

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