著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

ポーランド編<上>レバンドフスキを止めるのは至難のワザ

公開日: 更新日:

 1974年と82年大会で3位という素晴らしい成績を収めて78年はベスト8に、86年にはベスト16に食い込んだ。この「12年」がポーランドサッカーの栄華だった。その前後は欧州予選敗退が続き、02年と06年に本大会出場を決めたとはいえ、いずれもグループリーグで姿を消すことになった。今回、3大会ぶり出場の原動力となったのが、欧州予選9試合で16得点を決めたエースFWレバンドフスキである。この欧州を代表する強力ストライカーを日本はどう封じるのか? サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」の日本代表担当、河治良幸氏による「ポーランド徹底分析」第1弾。

 ◇  ◇  ◇

 ――ポーランドとは過去2戦して2勝。相性の良い相手と言えるかもしれませんが、現代表には驚異的なストライカーがいます。

「ポーランドというチームを表現するならば<すべてのプレーがシンプルにして力強い>と言えるでしょう。アタッカー陣のタテへの推進力は、分かっていても容易に止められません。最後の仕上げを担当するのが、バイエルン・ミュンヘンでプレーするCFレバンドフスキです。彼の傑出した得点能力を最大限生かすために、サイド攻撃をどんどん仕掛けてきます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?