新助っ人は刺激になるか 虎ロサリオが抱える決定的“欠陥”

公開日: 更新日:

 メジャー経験があり、日本でも成功した右打ちの外国人選手の話だ。

 来日1年目、日本の投手の徹底した内角攻めに手を焼いた。内角を意識し過ぎるあまり、外角の変化球にも対応できない。

 当時の打撃コーチがこう言った。

「内角ばかり攻められてもひっぱり一辺倒。日本のバッテリーの組み立てにまったく対応できなかった。そのとき、普段はあまり選手に助言をしない監督が『もっと日本の野球に対応できるようにならないとダメだぞ』と言ったんだ。それが効果的だったのか、自分を含めた打撃コーチが指摘していた『ヒジをたため』『センターからライト方向への意識を持て』ということを試合で実践できるようになった。もちろん技術もそうだけど、メジャーのプライドもある中で、どれだけ日本の野球に対応する意欲があるかどうかが大事なんじゃないか」

 さて、阪神のロサリオ(29)だ。この外国人と同じメジャー経験のある右打者で、やはり内外角の揺さぶりについていけない。48試合で打率・230、4本塁打、22打点。6月3日に二軍落ちし、阪神は早くもロサリオに代わる新外国人のナバーロ(32)を獲得した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所