著者のコラム一覧
田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

準決勝で「日本人GKのレベルアップ急務」を改めて実感した

公開日: 更新日:

 ロシアW杯準決勝2試合が終わった。

 決勝に進むクロアチアのGKスバシッチ(33=モナコ)、3位決定戦に回るイングランドのGKピックフォード(24=エバートン)、そして11日(日本時間)の準決勝で勝者フランスのGKロリス(31=トットナム)、敗者ベルギーのGKクルトワ(26=チェルシー)のパフォーマンスをじっくり観察させてもらった。

 クロアチアが前半5分にFKで失点した場面では、イングランドDFトリッピアーの蹴ったボールの質が高かったとはいえ、スバシッチが「壁の高さ」に頼り、立ち位置が右により過ぎていた。

 ボールを見送りながら本人もミスを自覚し、大きなショックを受けたに違いないが、その後は動揺を決して表に出すことなく、冷静にプレーし続けたのはさすがだった。

 2017年11月に代表デビューを果たしたピックフォードは、代表歴5試合にも満たない若手ながらW杯本大会のレギュラーを獲得。クロアチア戦でも持ち味のアグレッシブなプレーを随所に見せたが、延長後半のFWマンジュキッチのシュートには、反応スピードがやや遅れたように感じた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」