岡山県吉備CCの被災者支援 クラブハウス内の大浴場を開放
西日本豪雨の被害が広がり続ける中国地方で、吉備カントリークラブが被害者支援に一肌脱いだ。
1975年に岡山・総社市に開場し、86年には公式戦の関西プロゴルフ選手権の会場になり、故杉原輝雄が優勝を飾っている。
山陽新幹線「新倉敷」駅から車で25分。最近話題の「天空の城」備中松山城にも近い。東は近畿圏、西の広島、北の山陰方面からのアクセスもよく人気のコースだ。
この地域も九州、四国や近畿同様、豪雨の影響で6日から交通機関がマヒした。山間部にあるゴルフ場は、従業員たちの通勤ルートに土砂崩れの危険が伴うケースが多かった。
県内のあるコースも7日10時ごろにコースへ向かう道路が崩落。警察から直接、避難指示が入り、出勤していた数人の従業員を急いで帰宅させたという。
■避難所としての機能が充実
吉備CCも悪天候のため7日からクローズ。
その一方で被害が拡大する地域支援のため、吉備CCは10日からクラブハウスの大浴場を一般に開放した。