ロッテは身売り否定も…ZOZO前澤氏が招く“球界再編”第2幕

公開日: 更新日:

「ZOZOのターゲットがロッテのようにいわれているが、前澤社長は既存球団を買収するのか、新規球団を立ち上げるのか、明らかにはしていない。狙いが新規球団ならば、新たな球界再編問題が起こる。04年の再編騒動はオリックスと近鉄の合併を入り口にした10球団1リーグ構想が選手会とファンの猛反発を受け、プロ野球史上初のストライキにまで発展した。結局、近鉄に代わって楽天が新規参入することで12球団2リーグ制の維持で決着したものの、選手会を含めて今も拡張を望む声と動きがある。それに呼応する企業も複数あって、プロ野球球団の誘致を地域振興の目玉として考える自治体も少なくない。04年当時は新潟市、金沢市、松山市などに相次いで『招致の会』が発足した。ZOZOの参入表明がそうした再編の動きを再び誘発する可能性はある」(同)

 そうなれば、既得権益にしがみつく既存の守旧派球団との対立が勃発し、球界が再び大混乱するのは必至。気鋭経営者の「つぶやき」は、大きなうねりになりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘