特大の8号ソロも…打者大谷に「主砲復帰」と「左腕」の壁

公開日: 更新日:

 打者としての調子は上がってきた。

 エンゼルス・大谷翔平(24)が23日(日本時間24日)のホワイトソックス戦で8号ソロ。8日のドジャース戦以来、9試合ぶりの一発は、中堅スタンドに叩き込む飛距離133メートルの特大弾だった。

 痛めた右肘は再検査の結果、チームドクターから「投球に支障なし」と診断され、すでにキャッチボールを再開。ソーシア監督は「まだ初歩的な段階だけど順調だ」と満足そうに話す。もっとも、投手復帰に関しては「肝心なのは遠投やマウンドからの投球練習をやったときにどうなるか」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 患部に少しでも異常が生じれば、今季の残り試合は打者に専念することになりそうだが、だからといって今後もDHのポジションを保証されているわけではない。

 この日は左膝の炎症で故障者リスト(DL)入りしていた主砲プホルスが復帰。「5番・一塁」に名を連ね、大谷は前日の5番から6番に降格した。指揮官は膝に不安を抱える主砲の起用法に関して「時には休養を与え、時にはDHでも起用する」と明言。大谷は守備に就かないため、プホルスがDHで出場する際は当然、ベンチを温めることになる。プホルスの今季年俸はトラウト(約37億円)に次ぐ約29億円。実績に加えて高給取りだけに指揮官としても使わざるを得ない。大谷と併用せざるを得ないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  3. 3

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  4. 4

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  5. 5

    巨人が借金生活突入で「日本人メジャー投手」緊急補強に現実味…マエケン、藤浪、青柳の一挙取りも

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 9

    巨人は「分析と対策がまるでダメ」…またも阪神にワンパターンでやり込められる“カモネギ”

  5. 10

    阪神・藤川監督が報道陣と連日の長話…“豹変”の裏に株主総会での「リーダーの資質ナシ」痛烈批判

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  2. 7

    京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”

  3. 8

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  4. 9

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  5. 10

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上