連戦地獄の阪神は苦戦必至…猛暑をも“味方”にするアノ球団

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 特に山田は夏にかけて調子を上げ、杉村巡回コーチは「春先はまだ準備期間。暑くなるにつれて本領を発揮する」と話している。

 ヤクルトには劣悪な環境に慣れている強みもある。甲子園も猛暑がこたえる屋外球場だが、神宮は球場だけでなく室内練習場も蒸し暑い。入り口にはミストが出る扇風機が設置されていたが、「余計に湿度が上がる」と不評。それならと、今季から室内練習場には高さ1メートル以上あるコンテナ型の冷風機が導入された。しかし、「機械の目の前しか涼しくない。あと10台はないと」とこれも選手の評価はイマイチだった。

 そんな環境下で日々“修行”に励んでいるせいか、ヤクルトのある選手はこう言っていた。

「(普段プロ球団が使わない)地方球場でやると、対戦球団の選手が『ひどい』『やばい』と驚いているけど、普段から神宮でやっているせいか、あまりびっくりしない。驚いていることに驚いた(笑い)」

 過酷な環境も猛暑も“味方”にするヤクルトが阪神の天敵になりそうだ。

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