ボクシング連盟山根会長をドンへと変えた日大との“深い縁”

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■選手とその親を呼び出して謝罪強要

 日本ボクシング連盟はホームページで「連盟がそのような指示をしたことはない」と反論しているが、前出の関係者は「そんなのウソですよ」と、こう言う。

「山根会長の好みを知り尽くしている側近がおり、『ああしなさい、こうしなさい』とLINEで指示を出している。それを愛媛県連盟がリスト化したものを、便利だからと各県で共有しているわけです」

 山根会長の恐怖政治は、大学ボクシングにも及んでいる。

「山根会長は関西の某大学と付き合いが深く、ある有望高校生をこの大学に入学させようとした。ところが、都内の名門大学が先にスカウトし、入学させてしまった。これに山根会長が激怒。自身の側近を通じて、『山根会長が怒っているから、早く謝りに行くべきだ』と強要。大学側もビビってしまい、ボクシング部監督とスカウトはおろか、選手とその親まで一緒に、関西にある会長の自宅まで謝罪しに行ったのです。しかし、会長は門前払い。後日、東京での定宿にしている高級ホテル・椿山荘に彼らを呼び出し、改めて謝罪させた」(大学ボクシング部関係者)

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