日本ボクシング連盟を糾弾 JOCに送られた「告発状」の中身

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 アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟が大揺れだ。

 都道府県連盟の有志による「日本ボクシングを再興する会」が27日付で日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ振興センター(JSC)などに告発状を送付した件である。

 告発状によれば、JSCがリオデジャネイロ五輪男子ライト級に出場した成松大介選手(28=自衛隊)に対して交付した240万円の助成金を、日本連盟が3等分して別の2選手に80万円ずつが渡されていたと指摘。国費が充てられている助成金の不正流用の可能性があり、それを指示したのは日本連盟の山根明会長(78)だとしている。

 しかも、助成金の目的外使用を指摘された今年5月に、連盟幹部が成松選手と面談した際、複数の幹部が、「会長の命令っていうと、おかしくなっちゃうから」「あなたが(自分の意思で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」などと、同選手に隠蔽をそそのかした疑いも浮上している。

 告発状はさらに、審判への不当な圧力があったと指摘。

 山根会長が全国大会の会場で、特定の選手を負けさせるよう審判に指示したとし、従わなかった審判はその後の試合から外すなど、資格停止に近い措置をとっていると主張している。

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