著者のコラム一覧
渡辺元美横浜高校 前寮母

1970年、神奈川県生まれ。父は横浜高校元監督の渡辺元智氏。幼少期から自宅に同居する野球部員と共に育つ。97年、寮母を務める母の紀子(みちこ)さんの後を引き継ぐ。2017年に管理栄養士免許を取得。父が監督を勇退した3年後の今年3月、寮母を引退。現在は桜美林大のアスリート寮で食事面のサポートを行う。6月に「横浜高校野球部 食堂物語 甲子園、連れていきます!」(徳間書店)を上梓。

息子が起こした“ガム事件” 筒香くんのひと言で救われた

公開日: 更新日:

 3年連続18度目となる夏の甲子園行きを決めた横浜高校。今大会に出場する56校中、最多の18人の現役プロ野球選手が活躍している。輩出したプロは計61人。そんな全国屈指の強豪校で球児の胃袋を支えてきたのが、前寮母・渡辺元美さんだ。

 3年前まで監督を務めた渡辺元智氏の次女で、1997年に母から寮母を引き継ぎ、今年3月に“引退”した。寮母だからこそ知る選手の素顔。まずはDeNAの主砲、筒香嘉智(26=2009年卒)だ。

■激怒する部長に「僕でーす!」と

 筒香くんは高校生のとき、当時まだ小学生だった息子(佳明=明大4年)とよく遊んでくれました。あるとき、寮の部屋で遊んでいたとき、息子が噛んでいたガムを窓から吹き飛ばしたんです。それが下に止まっていた小倉(清一郎)部長の愛車に……。張りついたガムを見た小倉さんは激怒して、下から怒鳴り声が響いてきました。息子は半泣き。そうしたら、すぐに筒香くんが窓から顔を出して「僕でーす!」と。かばってくれて息子はすごく救われたと思います。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった