元プロレスラー田上明さん 胃がん&全摘手術でリハビリ中

公開日: 更新日:

■ノア社長時代は自らの給料をカット

 さて、埼玉県秩父市生まれの田上さんは、高校時代に相撲で鳴らし、卒業を待たずに3年生の3学期に押尾川部屋へ入門。80年1月場所に本名で初土俵を踏んだ。その後、玉麒麟にしこ名を改め86年5月場所に十両に昇進。だが、幕内昇進の直前に親方と仲たがいして、87年初夏に廃業してしまった。

「体力はあるから、トラックの運転手になろうかって思ってた。そしたら知人の三遊亭楽太郎(現6代目円楽)師匠に天龍(源一郎)さんを紹介していただき、トントン拍子でプロレス入り」

 88年1月に故ジャイアント馬場率いる全日本プロレスに入団。馬場とのコンビによるタッグ試合で華々しくデビューするや、192センチの長身と打たれ強さでメキメキと頭角を現し、92年3月には故ジャンボ鶴田とのタッグで世界タッグ王座を奪取した。

「リングに頭から叩きつけられても、すぐに起き上がって反撃する激しい試合が当時のスタイル。正直、キツかった。特に96年5月24日の三冠ヘビー級選手権で故三沢さんから三冠を勝ち取った試合は忘れられないなあ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲