伊調馨が全日本女子OP出場へ 元恩師・栄和人氏の胸中は?

公開日: 更新日:

 女子レスリングで五輪4連覇の伊調馨(34)が10月の全日本女子オープン選手権(静岡・三島市)に57キロ級でエントリーしたと、日本レスリング協会のホームページで発表された。実戦は2016年リオ五輪で金メダルを獲得して以来となる。

 この大会で優勝すれば、来年の世界選手権代表選考会を兼ねる12月の全日本選手権(東京)に出場できる。

 この一報を、日本協会元強化本部長の栄和人氏はどんな思いで聞いただろうか。かつての教え子だった伊調が自分の元を離れ、練習拠点を東京へ移すと逆恨みし、数々の嫌がらせを行っていたことが発覚。第三者委員会にパワハラの事実が認定され強化本部長を辞任。その後、至学館大レスリング部の監督も解任された。

 五輪の金メダリスト6人を育てあげたことによる自信がいつしか傲慢となり、「日本女子レスリングの父」が「パワハラオヤジ」に成り下がった今、実戦復帰する伊調を素直に応援する気にはなれないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い