なでしこ優勝…鮫島が前線に駆け上がる姿を見たくなった

公開日: 更新日:

なでしこアジア大会 現地リポート】

 アジア大会で4大会連続で決勝に進んだ日本女子代表(なでしこジャパン)が中国を1―0で下し、2大会ぶりに金メダルを手にした。終了間際にFW菅沢優衣香(浦和レッズL)の渾身のヘディングシュートによる劇的勝利だった。優勝が決まり、キャプテンマークを巻いたDF鮫島彩(INAC神戸)は、守備陣と喜びを分かち合った。

 苦しい90分間だった。

 序盤からペースをつかみ切れず、あっという間に中国へ流れを持っていかれてしまった。

 その中で守備陣は相手の2トップを封じ、ボールをかき出し続けた。

 その中心にいたのが鮫島だ。もともと左サイドバックが本職だが、今大会は熊谷紗希(リヨン)、宇津木瑠美(シアトル・レイン)と守備系の海外組の招集が見送られ、仙台のDF市瀬菜々もケガで参加できなかった。一気に手薄になった最終ラインをまとめる鮫島。まだまだセンターバックとしては経験不足のため、試合前には相手の分析に多くの時間を割き、映像もとことん見直した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか