なでしこ優勝…鮫島が前線に駆け上がる姿を見たくなった

公開日: 更新日:

なでしこアジア大会 現地リポート】

 アジア大会で4大会連続で決勝に進んだ日本女子代表(なでしこジャパン)が中国を1―0で下し、2大会ぶりに金メダルを手にした。終了間際にFW菅沢優衣香(浦和レッズL)の渾身のヘディングシュートによる劇的勝利だった。優勝が決まり、キャプテンマークを巻いたDF鮫島彩(INAC神戸)は、守備陣と喜びを分かち合った。

 苦しい90分間だった。

 序盤からペースをつかみ切れず、あっという間に中国へ流れを持っていかれてしまった。

 その中で守備陣は相手の2トップを封じ、ボールをかき出し続けた。

 その中心にいたのが鮫島だ。もともと左サイドバックが本職だが、今大会は熊谷紗希(リヨン)、宇津木瑠美(シアトル・レイン)と守備系の海外組の招集が見送られ、仙台のDF市瀬菜々もケガで参加できなかった。一気に手薄になった最終ラインをまとめる鮫島。まだまだセンターバックとしては経験不足のため、試合前には相手の分析に多くの時間を割き、映像もとことん見直した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾