著者のコラム一覧
都並敏史ブリオベッカ浦安TD

1961年8月14日、東京・世田谷区生まれ。読売クラブ/東京V、福岡、平塚(現・湘南)でプレー。98年に現役引退。東京Vコーチ、仙台、C大阪、横浜FCで監督を歴任。現在は関東リーグ1部・浦安のテクニカルディレクター兼守備コーチ。日本代表Aマッチ78試合出場2得点。

Jリーグ意識しギクシャク…昨季はJFL昇格のマイナス面露呈

公開日: 更新日:

 全国リーグのJFL(日本フットボールリーグ)昇格を目指し、関東社会人リーグ1部で奮闘中のブリオベッカ浦安。2015年には全国地域サッカーリーグ決勝大会で準優勝し、念願のJFL入りを果たした。当時を振り返り、浦安の都並敏史テクニカルディレクター(TD)兼守備コーチが述懐する。
 
「JFL昇格を決めた2015年は選手たちのまとまりが飛躍的に高まり、すると<絆>が生まれて違うチームに変貌を遂げました。(MFの清水)康也(都並TDが仙台監督時代に仙台でプレー。鳥栖、東京Vを経て11年から17年まで浦安。現東京23FC)らが主軸となって監督の斎藤(芳行。現浦安U―18監督)がチームをまとめあげ、それが昇格につながりました」

 初めてのJFLとなる16年は11位と奮闘。しかし、翌17年はシーズン中に2度の監督交代のテコ入れ策も実らず、15位で関東1部に降格した。

「JFL昇格のマイナス面が出ました。フロントも監督も、次のステップ=Jリーグを意識するあまりに新しい戦術を取り入れたり、どうしてもチームはギクシャクしてしまいました。浦安本来の手堅いサッカーをやっていれば、降格しないで済んだかも知れません。J2から初めてトップカテゴリーに昇格し、スタイルの違うJ1仕様のサッカーを志向してダメになるクラブも多い。それと同じことが起きました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  2. 2

    待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”

  3. 3

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  4. 4

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  5. 5

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  1. 6

    Rソシエダ久保建英が英リバプール入りなら遠藤航は“玉突き放出”へ…11月はゴラッソ連発で存在感マシマシ

  2. 7

    なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向

  3. 8

    45歳で引退…元日本代表MF稲本潤一「指導者の資質」 識者は“独特の武器”に太鼓判

  4. 9

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

  5. 10

    世界最年長サッカージャーナリスト賀川浩さんを悼む…W杯10大会現地取材、91歳でFIFA会長賞受賞

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁