吉田輝星プロ表明も巨人は指名回避か 原新監督で不透明に

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巨人は『将来的にエースになり得る先発投手』が補強ポイントだった。『巨人に行きたい』と言うジャイアンツ愛も球団にとっては高評価だった甲子園のスター吉田で、1位は一致していた。しかし、原さんはもうすぐ30歳になる坂本勇の後釜候補が必要だという考えなのです」

■球界を代表する4番打者の“お墨付き”

 くしくもこの日、その原辰徳氏(60)が新監督の正式要請を受け、受諾へ前向きな姿勢を示した。急な就任要請だけに、球団も原新監督の意見を尊重せざるを得ない状況。それでも「今年のドラフト1位だけは独断では決められません」と読売関係者がこう続ける。

「甲子園を春夏連覇している根尾も甲子園のスターではあるが、秋田の公立校を甲子園の決勝まで導き、一躍時の人となった吉田には、甲子園のヒーロー、知名度という点で及ばない。吉田の名前はそれほど野球に興味がない人の間にも浸透している。今の巨人が最も欲しい資質はこれなんです。その吉田がせっかくプロ志望を表明したというのに、もし指名を回避すれば、『巨人が好き』と言ってくれている人気者から逃げた、裏切ったというイメージがつく。球団のダメージは計り知れないと、吉田の1位回避を納得していない幹部もいる。根尾の1位については、まだ一本化されたわけではないのです」

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