親方100人に1時間超つるし上げられた2度の年寄総会の中身

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 つまり8月7日の文書は「間違いがあれば指摘して欲しい」という貴乃花の要望に対する協会の回答、見解なのだ。そこに告発状が事実無根であることは記されていても、事実無根と認める要請や表現はない。

 この後、協会の見解に対し、貴乃花は再度、弁護士を通じて反論。9月27日の年寄総会で貴乃花本人が説明することになっていたが、2日前の25日、貴乃花は会見で退職を表明した。

「貴乃花は国技館の年寄総会でも大阪同様、1時間以上にわたって親方衆から質問攻めにされた。比較的穏やかな話し合いだったとはいえ、なにしろ1対100だからね。さすがに貴乃花は辛抱し切れなくなった。つるし上げられるのが嫌で年寄総会を前に辞めたのだと思う」とは前出の親方だ。 

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