安倍昌彦氏が徹底分析 ドラフトで得した球団と損した球団

公開日: 更新日:

 一方、戦略に疑問が残ったのはソフトバンクだ。

 今のチーム状況は、レギュラーと控え選手の実力差が大きい。ファームには有望選手が控えているとはいえ、成長速度は思ったほどではないように映る。

 今年のドラフトではその“空洞”を埋めることが重要だと思っていた。

 1位で小園海斗(報徳学園)、外れ1位で辰己涼介(立命大)、そして外れ外れ1位で甲斐野を指名したのはまだしも、2位以下では杉山一樹(三菱重工広島)ら、将来性を見込んだ指名が多かった。ファームの充実にはなっただろうが、16年ドラフトで西武が3位で源田壮亮(トヨタ自動車)を指名し、新人年から遊撃レギュラーに定着しているように、今年は一軍の戦力を底上げし、今のレギュラー陣をおびやかすような選手を獲得するべきではなかったか。

 もっとも、その中でも6位右腕の泉圭輔(金沢星稜大)は期待大。187センチの長身で、真上からボールを投げ下ろす。角度があり、低めに制球できる才能を持っている。武田翔太に近いタイプか。1年間、しっかり鍛えれば、早ければ2年目から先発ローテ入りするかもしれない。
(談)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”