村上佳菜子も「やらせない」フィギュアに2世が少ないワケ

公開日: 更新日:

フィギュアスケート出身の女性の場合、自分が幼少期に味わった苦しみを、娘にまでさせたくないというのが本音でしょう」と言うのは、あるフィギュア関係者だ。

食事管理、送り迎え、衣装作りなど、母親が占める役割がかなり多い。特に女子の場合、体重管理がシビアで、食べ盛りの時期に好きなものも食べさせてあげられない。太ると、親がコーチに呼び出されて叱られるんです。親は娘が夜中に空腹で食べ物を漁らないように隠したり、冷蔵庫を空にしたり……。我が子を苦しめているのではという葛藤で苦悩する母親がほとんどですから」

 しかも、とにかくカネがかかる。オーダーのスケート靴は1足約20万円。半年ごとに交換するのが一般的で、靴だけで年間40万円かかることになる。以前、日刊ゲンダイ連載していたバンクーバー、ソチ五輪代表の鈴木明子は、経済面の負担についてこう語っていた。

「貸し切り練習でかかるリンク使用料や、世界の大会に転戦するための遠征費、ショート、フリー、エキシビションの衣装代も決して安くはありません。そこにコーチへの月々の指導料、プログラム制作費用などが加わる。全てを含めると1年間で数百万円単位の費用が、選手に重くのしかかってくるのです」

 少しでも経費を抑えるため、羽生(結弦)や小塚は母親に衣装を作ってもらっていたという。

「2世」が少ないのも納得だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状