全日本で対戦か “絶対王者”伊調に忍び寄る24歳新女王の影

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 過去の人になるのか。

 20日に開幕(東京)するレスリングの全日本選手権は、来年の世界選手権の選考会を兼ねている。女子57キロ級には、五輪4連覇の伊調馨(34)とリオ五輪63キロ級金の川井梨紗子(24)がエントリーした。

 伊調は日本協会の栄和人前選手強化本部長からのパワハラ問題で苦しんだ。10月にはリオ五輪以来の実戦となる全日本女子オープン選手権でレベルの違いを見せつけたが、今回は東京五輪を目指す伊調にとって厳しい戦いになる。

 ライバルの川井は10月の世界選手権59キロ級で優勝。2年連続で世界一になり、今や日本のエース。世界選手権62キロ級で銀メダルの妹・友香子(21)と揃って東京五輪に出場し、ともに金メダルを取ることが最大のモチベーションになっている。

 34歳の伊調はさすがに全盛時ほどのスピードや技の切れはない。レスリング関係者からも「伊調はリオ五輪の時に比べると体が細くなり、筋力が落ちている。今は川井の方が力は上」との声が多い。

 女子57キロ級の決勝は23日。シード選手ではない伊調と川井の対決はその前にも実現するかもしれないし、対決前に伊調が負けることもある。「絶対王者」として君臨してきた伊調が新女王のカベになるか。敗戦により新旧交代の現実を突きつけられるか……。

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