移籍候補はセ2球団…ロッテ涌井に電撃トレード説が急浮上

公開日: 更新日:

 今オフ、さらなる電撃人事が行われるかもしれない。

 ロッテのエース・涌井秀章(32)のトレードが浮上しているというのだ。

 涌井は今季、チーム最多の150回3分の2を投げ、7勝9敗、防御率3.70。前半戦では2カ月ほど勝ち星から遠ざかったものの、プロ14年目で大きなケガなく通算130勝を誇る。

 そんな右腕を巡って、球界ではトレード情報が駆け巡っている。さるロッテOBが声を潜めてこう言う。

「涌井は2013年オフ、西武からロッテへFA移籍した。当時の伊東監督(現中日ヘッドコーチ)が西武在籍時に監督を務めていた縁があった。しかし、17年オフに伊東監督が最下位低迷の責任を取って辞任し、井口体制に移行するや、涌井は海外FA権を行使。メジャー移籍を模索した。結局、メジャーから色よい返事をもらえず、キャンプ直前の1月末にロッテ残留を決断したが、ロッテ内での評価は高いとは言えない。

 今季年俸は5000万円減の2億円で1年契約。涌井はかねて、フロントに補強を要望するなど意見をしてきた。そうした姿勢が受け入れられていない部分もある。首脳陣との折り合いもあまり良くない。8月には5試合連続でクオリティースタート(QS=6回を自責点3以内)をマークしながら、無期限の二軍調整を通達されたこともあった。涌井自身もチーム内での立場を理解している。昨年、FA権を行使していることから、ロッテはトレードで商売することもいとわないと聞いています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か