進退かかる稀勢の里…初場所で引退発表の“デッドライン”

公開日: 更新日:

 ここまできたら、待ったなしだ。

 13日に初日を迎える大相撲1月場所。横綱稀勢の里(32)にとっては引退をかけた場所になる。

 初日の相手は昨年7月場所で初優勝を果たした御嶽海(26)、2日目は226キロの巨漢・逸ノ城(25)。難敵か、それともくみしやすい相手なのか。

 ある親方は「稀勢の里にとっては悪くはない相手」と、こう話す。

「御嶽海は優勝して以降は安定感に欠け、日によって出来がまちまち。稀勢の里にとっても最後に対戦した昨年9月場所では勝っており、対戦成績も6勝1敗。苦手意識はないはず。逸ノ城は稀勢の里以上の腰高で、前に出て圧力をかけると強い半面、受けに回るともろい。立ち合いから前に前にと意識して攻め込めば、怖い相手ではない」

 逆に言えば、この2人に連敗するようならジ・エンド。仮に昨年9月場所のように中途半端に勝ち越したとしても、11月場所と同じ轍を踏まないとは限らない。休場明けの9月場所は10勝。11月場所では「もちろん、優勝を目指す」と意気込んだはいいが、結果は初日から4連敗で休場した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因