ドラ1左腕も“被害者”か…岩隈加入で巨人若手が行き場失う

公開日: 更新日:

 巨人ドラフト1位ルーキー高橋優貴(21=八戸学院大)が16日、ジャイアンツ球場で行われている新人合同自主トレで、初めてブルペンに入った。捕手を立たせたまま20球。米マリナーズ移籍が決まった菊池雄星ばりの2段モーションを披露し、視察した宮本投手総合コーチを「一瞬の“間”を感じた。ハートがクギ付け。惚れちゃう」とうならせた。

 前日には畠もブルペン入りで仕上がりの早さをアピールした。先発ローテーションの人数を「理想は5枚」とする原辰徳監督(60)だが、日程などを考慮し、「たぶん6人」。6番目は流動的な枠とする構想がある。

 先発枠争いは激しい。エース菅野、山口俊の2本柱に、ヤングマン、メルセデスの助っ人勢、昨季6勝の今村や、田口、高田、大江、前出の畠、高橋ら。さらに岩隈久志(37=前マリナーズ)が加入。関係者は「春のキャンプは一軍スタート。実績は十分。コンディションさえ良ければ、開幕ローテは当確。若手と競う立場じゃない」と言う。

 とはいえ、岩隈は2017年秋に右肩を手術して1年余り。昨年はほとんど実戦で投げられなかった。中日で復活した松坂のように、慎重に状態を見極めながら、時には登板間隔を空けて登板することになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  5. 5

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 9

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督