復活期す阪神・藤浪に“自主性重視”矢野監督は吉か凶か?

公開日: 更新日:

 早速、動いた。

 29日、沖縄での合同自主トレを開始した阪神藤浪晋太郎(24)がブルペンで52球を投げ込むなど、キャンプインに備えた。

 昨年は5勝、一昨年は3勝。制球難は改善されず、新人年から3年連続2ケタ勝利を挙げた面影は、もはやない。オフは競馬の武豊がプロデュースするジムで柔軟性を高めるトレーニングを中心に取り組んだが、効果はあるのかどうか。

 阪神は昨オフ、FAで前オリックスの西、中日から助っ人のガルシアを獲得。これにメッセンジャーを加えた3人を除いて、開幕ローテ投手は事実上の白紙だという。藤浪は、秋山、岩貞という実績がある投手に加え、小野、才木ら若手と先発を争う。今キャンプで7日、11日に予定されている紅白戦の登板も検討されており、実戦を通じて開幕ローテ入りをアピールしなければならない。

「低迷ぶりもさることながら、最近の藤浪はチーム内で浮き気味になっている。プライドが高いというか、一部の先輩を除いてコーチや目上の人の話を聞かないのです。金本監督時代の『161球懲罰投球』にはさすがに同情の声が出たものの、その指導方針にもヘソを曲げた。もっとも、藤浪自身、殻を破れない現状がある。チーム内では制球難の改善に向けて、本当にやるべき技術の鍛錬をやっていない、環境を変えた方がいい、との声もある。結果を出して、そうした雑音を封印したいところですが……」(阪神OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性