日ハム金子が初実戦2回0封 “カネよりマイペース”で大正解

公開日: 更新日:

 日本ハムのアリゾナキャンプで、オフにオリックスから移籍してきた金子弌大(35)の調整を見たナインは仰天したという。

 持ち歩くバッグの中にはさまざまな器具がビッシリ詰まっていて、それらを次々に取り出しては黙々とトレーニングを積んでいたからだ。

「(2次キャンプの行われる)名護に行ってからもそう。バッグの中に常備しているロープとかいろいろな道具を使い、自分ひとりで体を動かしていました」とは、ある選手だ。

 オリックス時代の2013年には故障でキャンプを途中離脱、オープン戦に一度も投げずに開幕投手を務めて15勝。キャンプ中のブルペンにほとんど入らないままシーズンに臨んだこともあった。要するにマイペース。自分のリズムで練習なり調整をして、結果を出すタイプなのだろう。

 このオフ、オリックスを自由契約に。巨人をはじめとする複数の球団が札束を抱えて走り回ったらしいが、選んだのは調整を任せてもらえる日本ハムだった。

 その金子が24日、移籍後初のオープン戦(対巨人)に先発。2回を1安打無失点と上々のスタートを切った。二回は四球と安打で無死一、二塁とされながら、二塁走者のゲレーロを牽制で刺すと、次打者の陽岱鋼は外角低め直球で遊ゴロ併殺に打ち取った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束