観察眼はモノマネで DeNAドラ1上茶谷は「高校野球マニア」

公開日: 更新日:

「僕、甲子園が大好きなんですよ。早く吉田くんとか根尾くんとしゃべりたいなあと思っていて。吉田くんのノーワインドアップとセットポジションの使い分け方とか、ずっと見て真似していた。例えばランナー背負ったときはこういう感じで……」

 得意の物真似で培った観察眼は自身の技術力向上にも役立っている。

「大学時代、楽天の岸(孝之)さんのチェンジアップを見てエグイなと思った。何か生かせるんじゃないかと、『YouTube』で動画を何度も見返しました」

 今永昇太(25)もその器用さに目を見張る。

「すごく賢い子だと思う。ブルペンでも考えながら丁寧に投げているし、器用さも感じました。変化球はいつでもカウント取れそうな質の高さがあって、真っすぐも低めにスピンがきいている。後輩だけど、彼のピッチングから何か吸収して盗めたら。プロの世界を知らない状況の中、先輩にも気さくに話しかけたり後輩と仲良くしたり、僕のルーキーの頃を思い返すと、この世界にすごく順応できていると思います」

 キャンプで同部屋だったドラフト3位の大貫晋一(25)はこう話した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑