著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

昌子源が直面した現実「ずる賢さは比べものにならない」

公開日: 更新日:

昌子源(フランス1部 トゥールーズDF)

 2018年のロシアW杯先発組で唯一の国内クラブ所属だった昌子が新天地フランスへ赴いて2カ月が経った。常勝軍団の鹿島とは違い、トゥールーズは1部残留が目標の中堅クラブ。厳しい現実をまざまざと見せつけられたのが3日のリヨン戦だった。欧州CLでバルセロナを追い詰めている強豪相手に1―5の大敗。昌子もW杯ベルギー戦、昨年12月のクラブW杯で対戦したレアル・マドリード戦に匹敵する衝撃を受けた。昌子は今、フランスの地で何を思い、何を目指してボールを追い掛けているのか、「心中」に迫った。

  ◇  ◇  ◇

「こんなに早く試合が終わって欲しいと思ったのは、レアル戦以来かな。前半からレベルの差を痛感してしまった。チームのトップの選手が子供のように扱われて、非常に苦しかったですね……」

 リヨン戦の後、取材ゾーンに姿を現した昌子は失望感と悔しさを色濃くにじませた。自身は前半の同点弾をお膳立てするパス出しを見せたものの、後半には相手FWデンベレに振り切られて4点目を献上。日本で最も1対1に強いDFと評される男が簡単に突破されたのは、屈辱以外の何物でもなかっただろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も