智弁和歌山・中谷新監督に聞いた 名将の後継としての覚悟

公開日: 更新日:

 ――高嶋監督とはアプローチの仕方が違うと。

「こういうことをやると、高嶋先生だったら……とか、賛否両論あっていろいろ言われることは覚悟してます。でも、先のことを考えたら、僕がやらなきゃいけない立場なのかなと。00年夏以降は優勝から遠ざかっている。子ども甲子園に強い智弁というイメージを持たないで入ってくる時代になってきていると思う。忘れられないうちに結果を出さないといけない。

 それに加えて、子どもたちがこの先の人生を送る上で、智弁和歌山のOBはどのステージに行っても必要とされるというか、あそこの野球部の子だったら間違いないと、会社の採用担当者に思ってもらえるようにしたい。プロにしても、智弁出身者は大成しないと言われたりする。基本的に僕のインパクトが一番強いと思うんですけど(苦笑い)。でも、あそこの野球の取り組み方は間違いないから指名しようと思ってもらえるような野球をしたいし、そうなったらうれしいですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし