欧州リーグ4強の“立役者” MF長谷部が示した森保Jへの課題

公開日: 更新日:

 元日本代表MF長谷部誠(35)所属の独1部フランクフルトの躍進ぶりが目覚ましい。

 欧州リーグでは準々決勝でポルトガルの強豪ベンフィカを倒し、5月2日の準決勝で英プレミアのチェルシーと対戦。欧州タイトル獲得も夢ではない。国内リーグも絶好調だ。バイエルン・ミュンヘンとドルトムントが優勝を争い、3位に金満クラブのライプチヒが付け、そしてフランクフルトが4位をキープ。来季の欧州CL出場圏内に踏みとどまっているのだ。

「リベロとして守備陣を統率し、さらに攻撃の起点にもなっているMF長谷部の存在が大きい」とは元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏だ。

「17点で得点ランク2位タイのFWヨビッチ、14点で8位タイのFWハラーが攻撃陣の軸となっているが、彼らが攻撃に全力を傾けられるのも、長谷部を中心とした守備陣の安定感があればこそ。今季のフランクフルトの大健闘は、MF長谷部抜きに語れません」

 2008年からの独1部暮らしも12年目を迎え、欧州のトップレベルでレギュラーを張ってきた。日本代表でも06年2月の米国戦で日の丸デビュー。主将として10年南ア、14年ブラジル、18年ロシアW杯に連続出場を果たした。自他ともに認める「平成ナンバーワン日本代表キャプテン」なのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか