アジア杯初戦は薄氷勝利 森保J「ポスト長谷部」不在露呈

公開日: 更新日:

 UAEで開催中のアジアカップで日本代表は昨9日、1次リーグF組初戦となるトルクメニスタン戦の前半で先制点を奪われたが、後半の3得点で何とか逆転勝ちを収めた。苦心惨憺の末の勝ち点3ゲットだった。

 日本のFIFA世界ランクは50位。トルクメニスタンはアジアカップ参加24カ国中で最下位の127位。戦前の予想は日本圧勝だった。

 実際、試合の大半はトルクメニスタン陣地で展開されたが、堅守速攻に日本ベンチは何度も肝を冷やし、後半34分には1点差に詰め寄られる失点を食らう始末。およそ優勝候補とは思えない内容だった。

 現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。

「トルクメニスタンはスタメン11人中、7人が国内リーグの強豪クラブに所属。コンビプレーはスムーズだった。<前線の3人が攻撃を担当、残りの8人が守備を担当>と明確な分業制に日本は戸惑い、そして、てこずってしまった。いずれにしても格下相手にスカッと勝てないようでは2戦目のオマーン、3戦目のウズベキスタンと総合力が確実に上がっていく分、先が思いやられます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する