著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

2020年米大統領選は「若者の野球離れ」を食い止められるか

公開日: 更新日:

 しかし、少なくとも公立大学の無償化が進めば大学を卒業した後の若者の可処分所得が増加し、スポーツ観戦のような余暇への出費も増えることになる。

 大リーグにおける観客の年齢の上昇は、若年層での「野球離れ」の進行を示唆する。大学を卒業しても若者の経済的なゆとりの乏しさが、余暇への出費を抑制した結果でもあろう。

 大リーグの経営者たちは、「自分たちへの規制は少なく、若者が球場に来やすくなるような支援は手厚く」という状況を期待することになるのである。

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