著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

2020年米大統領選は「若者の野球離れ」を食い止められるか

公開日: 更新日:

 こうなると「米国第一主義」のトランプと「大企業叩き」の民主党の候補が対決し、どちらにしても米国の将来は混迷の度合いを深めそうだ。トランプより4歳年長で、面白みに欠けると考えられていたバイデンが民主党の最有力候補となったのも、上院議員や副大統領を務めた堅実な手腕が高く評価された結果でもある。

■卒業後のローン地獄

 その一方で、財源の問題はあるものの、民主党の候補者が掲げる「公立大学無償化」などの政策は大リーグを含む米国のプロスポーツ界にとって必ずしも悪い話ではない。ハーバードやマサチューセッツ工科など、米国を代表する私立大学の学費は年額で500万円を超えるし、4年制の州立大学でも学費の平均は100万円以上だ。

 周知の通り、米国では学費を奨学金や金融機関からの借り入れで工面する学生が多い。中には在学中から返済の義務のある奨学金に頼ったために返済に苦労したり、卒業後に「ローン地獄」に陥る事例が頻発している。

 そのような若者にとって、入場料が高騰する大リーグの試合を観戦する機会は減少する一方だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  2. 2

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  3. 3

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  4. 4

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  5. 5

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  1. 6

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  2. 7

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  3. 8

    トランプ米国にすり寄る高市首相の寿命を“値踏み”…自民党内で加速する派閥再興へのシタタカな計算

  4. 9

    小沢一郎氏に聞いた(前編)衆院選での中道惨敗、自身まさかの落選と今後

  5. 10

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学