サニブラウン堂々帰国 日本選手権で2度目の2種目Vなるか

公開日: 更新日:

 和製スプリンターが堂々の帰国である。

 先の全米大学陸上選手権男子100メートル決勝で9秒97の日本新記録をマークしたサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が昨20日、日本選手権(27日開幕=福岡・博多の森陸上競技場)出場に備え、成田空港に降り立った。

 今大会は100メートル、200メートルの2種目にエントリー。開幕までの約1週間は都内を拠点にして調整する。今後は100メートルの中盤からの走りを強化するそうで「(距離が短い)100メートルは一つのミスで、レース結果に違いが出てくるので、集中していきたい」と課題を口にした。

 2017年(大阪)に続く2度目の2種目制覇について「これから1週間、しっかりと調整して、やることをやればタイムも結果も付いてくる」と断言。「今回はチャレンジャーではなく、追いかけられる立場なので、しっかりとしたレースをしたい」と自信たっぷりに話したのは、単なる強がりではなさそうだ。

 昨年5月に右脚付け根を痛めて大学のルーキーイヤーは不完全燃焼に終わった。2年目の今季はフルシーズン参戦した上に、全米大学選手権ファイナルで結果を残した。本人によれば、プロランナーや大学の上級生からのアドバイスを生かして、目標にしていたシーズンフル出場を果たせたことの達成感が自信につながったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗