交流戦首位打者に オリ中川圭太“最後のPL戦士”の波瀾万丈

公開日: 更新日:

 逆境を知る男が最下位チームで奮闘している。

 25日の楽天広島戦をもって、交流戦の全日程が終了。交流戦首位打者の座は暫定3位のブラッシュがこの日3タコと追い上げられず(.346)、オリックスのルーキー内野手、中川圭太(.386)が手中に収めた。

 PL学園から東洋大を経て、昨秋ドラフト7位で入団。アマチュア時代は二塁手だったが、プロ入り後は三塁と右翼をこなし、最近は一塁での出番が中心となっている。

 もっか打率.321、1本塁打、19打点。パの新人選手としては81年石毛(西武)以来、38年ぶりとなる5試合連続複数安打を継続中だ。さらに、4試合連続タイムリー中と、バットが止まらない。

■東洋大4年まではドラフト上位候補

 この中川、プロ入り前は逆境の連続だった。PL学園1年生時の2月に部内暴力が発覚。野球部は高野連から6カ月の対外試合禁止処分を食らった。この騒動で、河野監督が退任。後任の指揮官には野球経験のない正井校長が就任した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」