大坂なおみ“絶不調の深層”自信喪失を招いた周囲の経験不足

公開日: 更新日:

 大坂は全豪を勝った直後の2月にサーシャ・バイン・コーチを解任。それから不調に陥ったことから、後任のジャーメイン・ジェンキンス・コーチの手腕を疑問視する声もあるが、実際はどうなのか。

 大坂はオールラウンダーを目指すと言っているが、それはサーシャがいたときから取り組んでいたこと。最大の問題はサーシャ解任のタイミングだろう。大坂がサーシャは嫌と言ったのは想像に難くないが、シーズンに入ってからコーチを代えるマイナス面は周囲も承知していたはず。つまり大坂の“暴走”を周囲の大人たちは止められなかったことになる。現地で取材するスポーツライターの武田薫氏がこう言った。

「コーチを決めるのはマネジャーではなく、あくまでも本人です。ただ、選手の低年齢化が進んでいるだけに、周囲の大人たちがどれだけプロの世界に通じているのかが問われる。いまは男女ともに若い選手が出てきており、両親がコーチというケースが多いのは、そういう理由からです。大坂の両親が素人なら、周囲にアドバイスできる人はいないのか。大坂には日本テニス協会の強化本部がついて、これまでアメリカ協会の介入を阻んできた。そうやって日本協会の選手だと誇示してきた。しかし、オリンピック至上主義を掲げる協会にはプロ経験者が不在で、この世界に通じているとは言い難い。ここで大坂を立て直せなければ、テニス協会はいいとこ取りのそしりを免れません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  4. 4

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  5. 5

    「シニアにやさしい街」日本一の東京都板橋区は何がスゴイ?

  1. 6

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 7

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  3. 8

    山口組、稲川会、住吉会…最高幹部3者の極秘会食で何が話し合われたのか

  4. 9

    JR東海が政府に安定供給要請も「潤滑油」は代替調達が困難…このままでは日本の鉄道網も危ない!

  5. 10

    阪神藤川監督「オラつき」連発に対戦相手やファンから苦情の嵐《格好いいと思っているのかな》