カネで優勝を買う巨人に独走を許す…セ5球団の末期的症状

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 3位DeNAは6月に13勝8敗2分けとやや息を吹き返してきたものの4月に10連敗を喫したダメージが尾を引いている。5位中日と6位ヤクルトに至っては、Aクラス入りすら困難だろう。

■アピールするフロント

 そしてこの日、首位攻防戦に敗れて一歩後退した2位阪神も、重大な戦犯だ。この日は、3―3で迎えた八回に頼みのジョンソンが陽に勝ち越し打を浴び、接戦を落とした。阪神OBが言う。

「6月半ばに2位につけていたこともあり、株主総会は大きく荒れることなく乗り切ったが、チームはドラフト1位の近本が不振に陥るなど、一時の勢いはなくなり、交流戦で6勝10敗2分けと苦戦。優勝争いの最大のライバルである巨人はもちろん、中日、広島までもトレードに動いていると知り、『他がやっているのに何もやらんわけにはいかん』と慌てて補強に動きだしたと聞いています」

 その結果、ロッテとの間で石崎と高野の交換トレードが成立、新助っ人野手のソラーテ(32=マーリンズ3A)を年俸5000万円の1年契約で獲得したのだが……。

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