フェデラーとQF戦う錦織圭 GS連続5大会8強のインパクト

公開日: 更新日:

 いずれにせよ、チャン不在で心身とも充実、安定したテニスを続けているのだから、必ずしもいまのチーム体制にオンブにダッコになる必要はない。今後に向けた自信にはなりそうだ。

 さて、錦織はきょう10日夜の準々決勝でフェデラー(37=同3位)と対戦する。これまで3勝7敗と負け越しているし、フェデラーは全英で最多の8勝をマークしていて、サーフェスの中では芝が最も得意だ。

 錦織はそのフェデラー戦に向け、「体調はいいし、芝で最高の相手とやれるのは楽しみ。速い展開でくるだろうし、これまでのようにラリーはできないと思う。どうやって戦うか考えて臨むつもり」と話しながら、「勝てると思ってる。怖さはあるけど、向かっていくだけなので」と言った。

 全英で多くの収穫を得たからといって、それによって錦織がこれまでの壁を破れる保証はどこにもない。大きな大会でそれなりの結果を残し続ける安定性と、一度でいいからそこで頂点を極める爆発力はまったくの別物だからだ。

 が、フェデラーに「勝てる」と言えるメンタリティーに、今後への一縷の望みを見いだせるのではないか――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?