タイA代表兼五輪代表の監督に 西野朗氏就任の舞台裏と今後

公開日: 更新日:

 タイサッカー協会(FAT)は19日、同国A代表およびU―23代表の新監督就任会見を<東京>で開いた。そして遅れること2日。21日に<本国タイ>で新監督のお披露目会見が行われた。監督の出身国での“先行”会見とはあまり聞いたことがない事例だが、そこはFATの敬意の表れと理解したい――。2018年ロシアW杯で日本代表をベスト16に導いた西野朗氏(64)が、<異国では初となる>指導者のキャリアをタイでリスタートさせる。どうしてタイなのか? そもそもなぜ西野氏なのか? 東南アジアのサッカーシーンに精通しているフリーライター・佐々木裕介氏による緊急リポートである。

 ◇  ◇  ◇

■タイは韓国人監督を探していた?

 東京での会見を彼はどのような心境で見ていたのだろうか。

 日式蹴球的思想を称え、長らくタイサッカーへの落とし込みを説いてきたタイサッカー界のレジェンドのひとり、ビタヤ・ラオハクル氏(65=元タイ代表。日本リーグ時代のヤンマー、松下電器、ドイツ1部ヘルタなどでプレー)である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…