伊調馨の気になる今後 引退して母校至学館の対抗馬育成か

公開日: 更新日:

「これまで自らに厳しさを課してきたように、今後は若手をビシビシ鍛えていくだろう」

 五輪4連覇中の伊調馨(35)に関して、レスリング関係者がこう言った。

 伊調は57キロ級の世界選手権(9月=カザフスタン)出場をかけた6日のプレーオフで、川井梨紗子(24)に敗退。川井が世界選手権で表彰台に立てば、2020年東京五輪代表が内定するため、伊調の5大会連続出場の望みは絶たれる。

 62キロ級に階級を上げて代表入りを目指すことには消極的なだけに、このままマットを去るとみられる。今後は現在、練習拠点とする日体大で女子を専門に見る外部コーチへの就任が確実視されており、メダリスト育成に乗りだすという。

 多くのメダリストを輩出する男子に比べ、日体大の女子は実績が乏しい。女子レスリングは現役、OGも含めて、伊調の母校でもある至学館大の一強体制が長らく続いている。日体大の女子を育成し、かつての恩師である栄和人氏からパワハラを受けるなど自分を冷遇してきた母校に対する意趣返しをするというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった