「W杯ベスト4や優勝目指すならプロ化は避けて通れない」

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吉田義人(元日本代表・50歳)

 日本開催のラグビーW杯開幕まで1カ月を切った。日本初のプロ選手である吉田氏にとって、将来の日本ラグビーのあるべき姿は何か? その思いを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 前回2015年W杯で日本が強豪の南アフリカ(当時世界ランキング3位)に勝利した時、メディアが一斉に報道してくれたこともあり、再びラグビーが大きな注目を集めるようになりました。ラグビー一筋に人生を歩んできた僕も本当に感動、感激しました。ラグビーが脚光を浴びている間、日本国民にとってラグビーがいかに重要なスポーツのひとつであることか、それを示し、伝えていく必要があると思っています。

 ラグビーが子供たちの成長に、情操教育にどれだけ有益なのか、将来社会に出て行く上でどれだけの意義があるのか、そういったラグビー自体の持っている〈価値〉をもっと世の中に伝播させるべきだと思います。

■千載一遇のチャンス

 だからこそ自国開催のW杯の開幕を9月20日に控えている日本ラグビー界は、千載一遇のチャンスと言えるでしょう。この機会を逃したら二度とメジャースポーツに復活できないかも知れない――という危機感を持って臨みたいものです。

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