開催迫ったW杯が今後の日本ラグビー界の命運を握っている

公開日: 更新日:

■プロだけでは先細り

 ただし、子どもたちが〈プロだけ〉を目指すようになるとラグビー界は先細りしてしまうのでは、と懸念しています。

 現役を引退後にNPO法人「ヒーローズ」を立ち上げ、ラグビーの普及に取り組んでいます。

 その中で始まった「ヒーローズカップ」というジュニア世代の大会は、今年で11回を数えましたが、僕が活動の中でテーマにしているのは〈子どもの感性教育〉です。

 ラグビーを通して仲間との絆を深め、自分自身の言動に対して自信を持つ――。僕が少年時代に経験した感動とラグビーの持っている人間形成力を少しでも多くの子どもたちに伝えたい。

■2つの頂点 両輪に

 これからは〈プロを目指すラグビー〉と〈人間教育に重きを置いたアマチュアラグビー〉という違った頂点をつくり、この2つを両輪として日本ラグビーを発展させるべきだと考えます。だからこそ! 目前に迫った日本開催のW杯が今後の日本ラグビー界の命運を握っていることは間違いありません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒